職業紹介事業を開始して1ヶ月少々…

たったそれだけですが見えてきた事があります。

 

どの企業も

「人材不足」

そう言われています。

 

確かに人口は減っていて、物理的に人は足りていないでしょう。

 

しかし、一方で

「人材は不足していない」

そう実感しています。

 

なぜなら、たった1ヶ月の間にも

仕事を探している人の相談が絶えないからです。

 

1日に何件もの問い合わせがあります。

どの人材も、可能性を存分に秘めています。

 

では、なぜ「人材不足」と言われているか…

私が考える理由はいくつかあります。

 

 

まず、第一に「経営者が人材にお金をかけない」という事です。

 

人手不足と言いながら、人材にお金をかけません。

どんなに人材を紹介しようとしても

「手数料が高い」

「お金がかかるならいい」

という理由でせっかくのきっかけもドブに捨てます。

 

そもそも、自社で一人の人材を雇う為にかかる実質費用は

100万円以上と言われています。

 

でも、それは目に見える経費ではありません。

採用担当の人件費、交通費、資料代など労力として見えないところで掛かっている費用です。

 

自分たちで採用すれば無料と思い込んでいるだけです。

それなのに、求人情報誌に掛かる数十万は払いたくない…

紹介会社に払う数十万は高い…

なぜかそこには投資しないのです。

 

投資がないので、当然リターンもありません。

 

企業にとって人材は命です。

それなのに、そこに投資せずに「人材不足」と言い続けるのです。

 

 

第二に「続けさせるだけの教育と魅力がない」という事です。

「入ってすぐ辞める可能性がある」

というのは

「教育する自信がない」

「続けさせるだけの魅力がない」

という事です。

 

人材不足なのに

人材を成長させる事や、続けたくなるような企業努力をせずに

「今の若い人はああだこうだ」

そう言って切り捨てていきます。

 

「辞められたら困る」

それなのに、経営者はなんの工夫もせず、労働者を一方的に責めるだけの立場にいます。

 

離職率が高い理由からは目を背ける事は、経営者としての責務から逃げているという事です。

 

主にこの2点が課題です。

 

たった1ヶ月動いてみて、実感した事は…

人材に投資する企業は、潤沢に人がいます。

それでもなお、人材に投資します。

 

そして、教育に力を入れる企業は離職率が低く

従業員の為の制度を取り入れる企業も離職率が低いです。

時代を読み、現代の人材に合った教育や制度を導入する企業に入った人材は辞めないのです。

 

人材が必要なのに投資しないから、人が集まらない…

人材が必要なのに企業努力しないから、人が集まらない…

人材が必要なのに教育できないから、人が集まらない…

それなのに、人材に投資もせず、教育方法を学ばず、企業努力もない。

 

欲しいのに、それをみすみす手放すような事ばかりです。

 

この内容をブログを書いた理由は、

紹介会社としてより高い手数料を取る為ではありません。

 

上記のような企業にわざわざ営業をしなくても

紹介できる人材は溢れているし

一つの会社で長く働きたい人材ばかりだし

きちんと紹介料として人材に投資する会社とも契約しています。

 

ではなぜこのような内容をあえてブログで書くのか…

 

それは、職業紹介事業者としての責任であり

人手不足と言って根本的問題から逃げる経営者の為です。

 

何回でも言います。

 

人材は溢れています。

長く仕事を続けたい人ばかりです。

そして、人材を豊富に抱えている企業はたくさんあります。

 

人材不足だから…

それが言い訳から来る逃げでなく、本当に経営を揺るがす重大な課題であるとしたら

今一度、人材の本当の価値を見直すべきではないでしょうか。