僕がコーチングで明確にしたい事は、
「感情の正体」です。
うれしい、楽しい、悲しい、悔しい、腹立たしい…
起こった出来事に対して、色んな感情が出てきます。
その感情の正体を突き止める事がコーチングです。
「好きな事を仕事にしたいけど、どんな職業がいいのか分からない」
こういった相談を受けた時にまずやる事は…
「過去の出来事からヒントを見つける事」です。
体験の中から「好きな事のヒント」を見つけます。
「こんな事があって、楽しかった」
「これをやっている時は夢中になれた」
「逆にこうやっている時はつまらなかった」
といった出来事の中に必ず「感情」があります。
例えば「野球をしている時が楽しかった」
というのがヒントです。
「だったら野球をしよう…」ではありません。
「野球をしている時に楽しいと感じたのはなぜか?」
という事を掘り下げていきます。
「楽しい」という感情の正体を突き止めます。
ここから相手は、自分で気付いてない部分に向き合って内省していきます。
「仲間でひとつの目標にたどり着くのが楽しかった」のか
「目立ってヒーローになれるから楽しかった」のか
「戦略を考えるのが楽しかった」のか
具体的に考えていきます。
「何を以って楽しいと思うのか」
その感情の正体がその人の価値観であり、未来を作る材料です。
「なぜ楽しかったのか」が分かれば、
「何をすれば楽しいのか」が分かる訳です。
あとはそれが可能な職業にチャレンジしていくだけです。
「湧いてきた感情」はあくまで、起こった出来事に対する結果です。
「なぜその感情が湧いてきたのか」
「どういった事がその感情を生んだのか」
「感情の正体」が分かれば、解決策も見えてきます。
感情の正体が、その人の価値観を作っているのです。
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