企業やスポーツチームにコーチングする上で、迷う事がありました。

 

組織にコーチングを導入する場合は、

「組織の目的」

があります。

 

なぜコーチングを導入したいのか…

コーチングを導入する事でどんな効果を求めるか…

といった事が結果として必要な訳です。

 

でも、僕のコーチングは常に1対1で行います。

 

1対1のコーチングから、組織全体に改革を起こすことが求められる訳です。

 

そこが非常に難しいところで…

「組織を変えるのに、一人一人地道に向き合う事だけでいいのか?」

という葛藤もありました。

 

1対1のコーチングには絶対的な自信があります。

でも、組織全体が変化していく事を目的にしているので1対1では効果が分かりにくい部分もあります。

そんな時に、ある社長さんからこんな事を言われました。

「結局、誰を救いたいの?」

「目の前の人が前向きになるなら、それでいいやん」って。

「人の話を聞いて、やる気にさせるって誰にでもできる事じゃない。だから求められてるんやろ?」って。

 

その言葉を聞いてハッとしました。

 

確かに目的は「組織全体がいい方向に向かう事」です。

でも、その為に僕のコーチングが求められているのは何かと考えた訳です。

 

結局は、目の前にいる人を救う事に尽きるのです。

 

コーチングに行っている企業の社員の方々は…

「ずっと話したくて、順番が来るの待ってたんです〜」

「話すと仕事がんばれます!」

「次はいつ来るんですか?」

「また落ちた時は話聞いてください!」

そう言ってくれます。

 

それでいいじゃないか。という事です。

 

組織として結果が出るのは、すぐではないかもしれません。

 

でも、少なくとも僕と話した社員さんは…

確実に良い方向に向かっているのです。

 

それって、誰にでも出来る訳じゃないんですよね。

 

僕はコーチングを仕事にしていて、日々コーチングをやっているので…

目の前の人を前向きにするのも当たり前にやってます。

 

でも、普通はそれができないんです。

 

だから、僕は自分のコーチングで出来る事を精一杯やればいいんだ、と。

 

そう考えると、コーチングしている企業の社長さんから

「組織を変えてください」

なんか一言も言われてないんですね。

 

「社員の話を聞いてやってください。それだけで助かります。」

そう言ってくれる社長さんばかりです。

 

目的は結果を出す事…

でも、結局は誰を救うべきなのか…

自分ができる事は何なのか…

 

目の前の大事なことを見失ったら、できることもできません。